羅生門 貴重書画像データベース 佛教大学図書館

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項目 内容
あらすじ 京の都で貴賎をとわず見目麗しい女性が次々にうせること百人を超すという事態に、原因を陰陽師に占わせると丹波国・大江山の鬼神の仕業という。勅命をうけた源頼光がこの鬼神を退治したものの、酒宴の席にて大江山で討ちもらした眷属の鬼がこんどは都の羅城門に棲み、人々の往来を妨げているという噂をきき、ほっておけなくなった頼光・四天王のひとり渡辺綱の願いにより、頼光は太刀・膝丸を預けて鬼神退治に向かわせる。綱は羅城門にて鬼と戦い、あわや討たれるかというところで鬼の右手首を切り落とし、持ち帰る。こののち膝丸の銘は鬼切と改められた。その後は羅城門で鬼を見かけるという噂もなくなり、往来もたやすくなったが、頼光は病に冒され、医師の治療や加持祈祷をもってしても治る気配がない。人々は鬼神の祟りと噂するが、ある者が大和国・宇陀の森に棲む鬼神を退治すれば眷属絶えて祟りも鎮まるはずという。これを聞いた頼光は綱をして、この度は家宝の名刀・髭切を預けて立ち向かわせる。綱は女房の姿に変装して宇陀の森へと向かう。鬼神はなかなか現れず、二十歳ばかりの女房に遭遇し、女房の家での宿泊ならびに夜明けてのちの出立を勧められる。綱はこの女房こそが鬼神であるとひそかに身構える。女房の家に案内され、気を許すかに見えたそのとき鬼神は姿をあらわすが、構えていた綱はすこしもあわてず鬼の手首を切り落として持ち帰ったところ、やがて頼光の病も癒えることとなる。手首を落としただけなので油断は出来ず、この後を占わせるに七日間の物忌みを勧められる。物忌み六日目に河内国・高安に住む頼光の母に姿を変えた鬼神が訪ねてくる。物忌み満了予定の翌日に会う旨を伝えるが、いますぐ会いたいと泣き叫ぶ母(実は鬼神)に屈し、扉を開けてしまい、ついには唐櫃に封じた鬼の手首まで見せてしまう。鬼神は自分の手首である、と取戻すが、綱、頼光に再度討ち取られる。(『常照-佛教大学図書館報 第53号』より
刊年・出版年等 [江戸時代・寛文頃か]
板元 [製作者不明]
刊行地 [製作地不明]
形態 巻子
員数・数量等 2軸
題簽形態 金紙
表紙形態 丁子茶色地に金糸織文様布表紙
裏地形態 雲母引
本紙形態 金彩草花下絵鳥子紙に極彩色絵および墨書詞書
大きさ(cm) 紙高:約32.8cm、軸高:約35.0cm
詞書 漢字交じり平仮名文(一箇所振仮名付、一部濁点有)
備考 巻子仕立ての本体には内題外題ともになく、標題は箱蓋題によるものである。丁子茶色地に金糸を使った桜花織模様のある布表紙に濃紫の平紐を巻き、見返しには布目の金箔を置く。厚手鳥子紙の天地に金砂子・切箔を散らし、金彩下絵を施した本紙は裏地にも雲母(きら)を引いた豪華な絵巻である。本紙(詞書部分)は狭い部分で幅二二・八、広い部分では五〇センチをこえる。納められた箱の蓋には「ろ第四拾八號」との貼紙付番がなされている。
OPAC URL http://bulib.bukkyo-u.ac.jp/opac/opac_details.cgi?amode=11&bibid=1000362667