BS004500010976 |
ハーバーマスの二つの「理論と実践」 |
Zwei “Theorie und Praxis” von Habermas |
ユルゲン・ハーバーマスの1963年に出版され,1971年に新版が出された『理論と実践』は,ハーバーマスの初期の思想史的・問題史的なスタイルをとった論考がまとめられた論文集であるが,もともとの序言や新版の序文にあるように「理論と実践の関係の体系的究明」を目論んだものであった。1971年に序文として付加された「理論と実践の関係を媒介する試みにおける若干の難点」では,「解放的関心」に貫かれた理論が実践と媒介可能になる可能性について示唆されている。 「認識と関心」というテーマ設定が放棄された1970年代半ば以降では,同時に理論と実践を媒介する「解放的関心」が欠落すると同時に,特定の理論ではなくて,より控え目でより現実主義的なプラグマティックな理論と実践の媒介の方途が哲学の役割をめぐって考察されている。 |
理論と実践, 解放的関心, マルクス, フロイト, 哲学の役割 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
辰巳伸知 |
SHINJI Tatsumi |
佛大社会学 |
佛教大学社会学研究会 |
03859592 |
45 |
54 |
61 |
2021年03月20日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21300228150006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/BS/0045/BS00450L054.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_BS004500010976 |
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