DB003800003057 |
Alice's Adventures in Wonderland とその日本語諸版における擬音・擬態表現に関する英日語対照翻訳分析 |
An English-Japanese Translation Analysis of Onomatopoeic and Mimetic Expressions in Alice's Adventures in Wonderland and Its Japanese Versions |
本稿では、ルイス・キャロル作Alice’s Adventures in Wonderland とその日本語版3編の翻訳分析を通して、英語では主に動詞や名詞で表わされていた音声や様態が、日本語では主に副詞として、多彩な擬音語や擬態語で表現されていることをまず確認した。次に、両言語において異なる表現形式で表わされる根拠を、認知言語学的枠組みから、言語表現者の事態認識の様式の相違に求めた。すなわち、英語においては、客観的事態把握にもとづいて分析的・客観的に事態を言語表現化するのに対して、日本語においては、主観的事態把握にもとづいて直接的・主観的に事態を言語表現化するという相違である。そして、この二種類の相異なる事態把握の様式について、従来指摘されている、事態認識者の視点の<位置> だけではなく、その位置の措定にいたるまでの<移動>、そして措定された視点の位置からの、当該事態の<見えの範囲>をも考慮に入れることによって、より包括的な説明を最終的に示した。 |
事態認識, 視点の位置, 視点の移動, 俯瞰モード, 接写モード |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
澤泰人 |
SAWA Yasuto |
佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18833985 |
38 |
89 |
105 |
2010年03月01日 |
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0038/DB00380L089.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DB003800003057 |
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