KG002800010762 |
出雲国造神賀詞の成りたちと神代紀 : 忌部子首の“しごと” |
出雲国造神賀詞は、その名のとおり出雲国造がこれを奏上することから、従来この国造に焦点を当てて論じる傾向が強い。また神賀詞についても、その古事記との関連にまで説き及ぶことがあってさえ、それじたいの分析、検討を尽くしているとは認めがたい論考が少なくない。 本稿は、出雲国司の忌部子首に着目し、神賀詞そのものを的確に読み解くことに主眼を置く。主には神代紀や祝詞にもとづくその成りたち、さらに出雲国に所在する神戸との関連などを中心に解明を進め、それらに関与し、はたした子首の“しごと”の実相に迫る。 最後に、神賀詞の内容およびその奏上のもつ意味を探り、そこに天皇の即位儀礼とのつながりを確認する。こうした作業を通して、日本書紀に結実する修史事業に参画した子首の、このかかわりが神賀詞の成立をもたらしたそのあとを可能な限り実証に徹してたどろうとする。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
榎本福寿 |
京都語文 |
佛教大学国語国文学会 |
13424254 |
28 |
61 |
102 |
2020年11月28日 |
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0028/KG00280R061.pdf |
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