SK001700002367 |
「阿弥陀浄土の原風景」 |
The Original Landscape of Amitabha's "Pure Land" |
支謙はvyuha(“[国土の]配置”)を*suha(<subha“清浄な”)と結びつけて「淨」と訳した。しかし,このことと「淨土」は直接には結びつかない。鳩摩羅什が“浄仏国土”思想の影響の下で,仏国土を「淨土」と訳し始めたと思われる。しかし,<無量寿経>古訳には,“浄仏国土”思想を知っていたという痕跡が見られず,漢訳『無量寿経』以降になって,<般若経>の“浄仏国土”思想の影響を受けたようだ。この他,Amita ̄bha(無量光)から音変化でAmitayu(Amitayus)(無量寿)が生じたこと;「阿彌陀」の原語は,Amitabhaの中期インド語Amitaha/*Amidahaであること;Sukhavat.vyuhaは後世の副題で本来は,Amitabhavyuha/Amitabhasyavyuhaと題されていて,すべての漢訳の題名もそれに基づくことなどを示した。 |
浄土, 阿弥陀, Amitabha, Amitayus, 大阿弥陀経 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
辛嶋静志 |
KARASHIMA Seishi |
佛教大学総合研究所紀要 |
佛教大学総合研究所 |
13405942 |
17 |
15 |
44 |
2010年03月25日 |
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SK/0017/SK00170L015.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_SK001700002367 |
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