DB003700003041 |
『国民報』社説にみる国家と国民について |
The Nation and the People in The Chinese National Magazane Editorials |
義和団運動に対する8カ国連合軍の侵略と清朝政府の腐敗によって、中国は亡国の危機に陥っていた。このような状況のなかで、1901年5月10日『国民報』が日本で創刊された。『国民報』の社説は、帝国主義の侵略の意図を暴露し、専制体制の抑圧および満人の奴隷の状態から脱却することを提唱し、また欧米の革命や近代的な思想の紹介を通して中国が主権を持つ独立的な国家となり、中国の人民が自由と平等を有する国民となるための指針を示した。それが目指したものは漢民族の国家を樹立することであり、そのために愛国主義に基づく民族の独立と民権の確立を宣伝したのである。本論では『国民報』の社説で展開されている国家論・国民論そして西洋近代思想の核心について考察する。 |
『国民報』社説, 国家, 国民, 奴隷, 優勝劣敗 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
宮城由美子 |
MIYAGI Yumiko |
佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18833985 |
37 |
231 |
244 |
2009年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21304420810006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0037/DB00370L231.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DB003700003041 |
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