BO008200003674 |
没理想論争注釈稿(九) |
森鷗外と坪内逍遥による、近代文学史上最大の論争といわれる「没理想論争」についての注釈のうち、逍遥の鷗外への反論である「烏有先生に答ふ」(三)についての注釈。「没理想論争」については、さまざまに論じられてきたが、そうした論が細部の読みの共通理解の上でなされているかというと、必ずしもそうとはいえず、ややもすれば机上の空論になりかねない現状がある。また、注釈についても、語釈レベルにとどまり、視点も個別作家の文学論に限定されがちであった。そこで、本稿では、語句の注釈から出発して、解釈にまで踏み込み、両者の文学論争を総合的に捉えることを第一の目的とする。さらに時代を代表する二大作家の論争を通して、当時の文壇の文学思潮を探り、論争の後の文壇に対する影響についても考察を試み、「没理想論争」を新たに文学史の中で位置づけすることを第二の目的とする。 |
没理想, イデー, 森?外, 坪内逍遥, 文芸批評 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
坂井健 |
SAKAI Takeshi |
文学部論集 |
佛教大学文学部 |
09189416 |
82 |
103 |
110 |
1998年03月02日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286747140006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/BO/0082/BO00820R103.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_BO008200003674 |
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