BO008400003704 |
中世末期口語における「べし」の後身 : 『天草版平家物語』の訳語による |
助動詞「べし」は、中世になると文語化して、口語の世界では次第に衰退する。中世末期にはその時期の口語約『天草版平家物物語』がある。その原文と見込める「べし」の用例と対照させて、「べし」の訳語を調査すると、かつての「べし」に代替されている助動詞には、「うず」「う」「さうな」の三語が認められる。その分布をもとに、その時期における「べし」の代表的な代替語は「うず」であったと判定するとともに、中世末期におけるその三語の「べし」との対応関係を中心に、その時期の広義の推量体系の一端を照らし、その通詩的な変化にいささかの見通しをつけることをめざした。 |
「べし」, 「うず」, 「さうな」, 推定, 助動詞 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
山口堯二 |
YAMAGUCHI Gyoji |
文学部論集 |
佛教大学文学部 |
09189416 |
84 |
55 |
68 |
2000年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286747140006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/BO/0084/BO00840R055.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_BO008400003704 |
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