BO008500003726 |
没理想論争注釈稿(十一) |
森鷗外と坪内逍遥による、近代文学史上最大の論争といわれる「没理想論争」についての注釈のうち、逍遥の鷗外への反論である「烏有先生に答ふ」(二)についての注釈の続き。「没理想諭」については、さまざまに論じられてきたが、そうした論が細部の読みの共通理解の上でなされているかというと、必ずしもそうとはいえず、ややもすれば机上の空論になりかねない現状がある。また、注釈についても、これまでは語釈レベルにとどまり、視点も個別作家の文学論としての見方に限定されがちであった。そこで、本稿では、語句の注釈から出発して、解釈にまで踏み込み、両者の文学論争を総合的に捉えることを第一の日的とする。さらに時代を代表する両者の論争を通して、当時の文学思潮を探り、論争の文学史に対する影響についても考察を試み、「没理想論争」を、文学史の中で新たに位置づけすることを第二の目的とする。 |
森鷗外, 坪内逍遥, 没理想, イデー, ハルトマン |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
坂井健 |
SAKAI Takeshi |
文学部論集 |
佛教大学文学部 |
09189416 |
85 |
65 |
71 |
2001年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286747140006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/BO/0085/BO00850R065.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_BO008500003726 |
公開中 |