BO009100003855 |
「残唐五大史演義」における黄巣物語について |
明末に出版された小説「残唐五代史演義」は、五代・宋以来の永い間に亘る伝説説話の集大成されたものであった。なかでも黄巣に関する話は、黄巣が宝剣を得て力を得、宝剣を失って落命するという特徴的なものである。この話は、「五代史平話」や「目蓮三世宝巻」にも収められている。しかし、三書における黄巣物語は微妙に異なる。小論では、まずこの三書における黄巣物語の差異について考察し、このような黄巣物語はどのように作り出されたか、席末五代より宋にかけての筆記小説の類よりこれを追跡し、最後に、この黄集物語の意味について考察した。 |
残唐五代史演義, 黄巣物語, 宝剣と僧侶, 伝説形成 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
荒木猛 |
ARAKI Takeshi |
文学部論集 |
佛教大学文学部 |
09189416 |
91 |
35 |
49 |
2007年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286747140006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/BO/0091/BO00910R035.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_BO009100003855 |
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