BO009400003915 |
古代日本語の船舶の名称における異文化の要素について : 籠神社を中心に |
Foreign Vocabulary Elements in Ancient Japanese Vessel Names |
古代日本語の船舶の名称には、日本語一視点のみでは正確に理解できないものがある。これらの単語には、適切な海の民の視点、具体的には、彼らが用いたであろう言語や文化についての知識を持てば正確に理解できるものがある。茂在寅男氏は、『記紀』の中に古代ポリネシア語が多く混じっている、と述べ、井上夢間氏は、「枯野」等の言葉とカヌーとの関係について、ハワイ語を用いて簡潔に説明した。浙江省の漁民が使う言葉に「無眼龍頭」があり、「無目能」(「日本書紀』神代下、第十段、正文)は船眼の装飾がないカタマランのことである。「籠」は、船舶名称に用いられる場合、カタマ(タミル語に由来)とコ(ハワイ語に由来)の二読がある。「籠」は、また、竹冠と龍とから構成されているが、船材に竹を使用した龍舟/龍船のことである。コノ(ハワイ語に由来)は、kau-nui(船・大きい)を書き記したもので、海の民の重要な水上交通手段のことである。 |
籠, 巨濃, 无間勝間之小船, 無目籠, 大目麁籠 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
黄當時 |
HUANG Dangshi |
文学部論集 |
佛教大学文学部 |
09189416 |
94 |
65 |
81 |
2010年03月01日 |
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/BO/0094/BO00940L065.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_BO009400003915 |
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