BS004700011487 |
移民との共生についての一考察 : 外国人散在地域としての東北地方の脆弱性と優位性 |
A Study on multicultural coexistance with immigrants : Vulnerability and Superiority of Tohoku District as areas where foreigners are interspersed |
これまでの外国人施策の問題点は,人手不足を埋めるための一時的な滞在が前提となってきたことである。日本社会は,世界一の高齢化率となり,同時に現役世代の数も減るなかで,働き手の少ない単純労働や肉体労働にかかる業種によっては,外国人なしには成り立たないものも少なくない。それでも移民政策には消極的で,片や多文化共生の重要性も唱えている。このように,都合の良いことばかり並べていては,日本がもはや外国人から受け入れられなくなる。東北地方もまた,人口減少や過疎化の問題を抱えているにもかかわらず,日本に在留する外国人は多くない。しかし,東北は第一次産業が中心で,自然に囲まれた環境のもとでは,その土地ごとに基盤となる産業があり,技能実習や特定技能の外国人を受け入れる土壌がある。自治体にはその地盤を固める役目がある。地域を巻き込む自治体施策が,人びとの意識改革を引き起こす原動力になる。 |
移民政策, 多文化共生, 外国人散在地域, 自治体施策, 技能実習 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
小野寺修 |
ONODERA Osamu |
佛大社会学 |
佛教大学社会学研究会 |
03859592 |
47 |
12 |
25 |
2023年03月20日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21300228150006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/BS/0047/BS00470L012.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_BS004700011487 |
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