DB004300007850 |
ソヴィエト期における毛沢東の抗日論に関する一考察 |
The conception of Mao Zsu-tung's resistance against Japan in the period of Soviets |
ソヴィエト期における毛沢東の抗日意識を示す資料は少ない。そのため、従来は抗日というものも、いわゆる抗日期において、考察されてきた。しかし、抗日を意識することになったのは、毛沢東も、蒋介石も、満洲事変をきっかけにして、である。蒋介石の場合、当時一方で紅軍への囲剿戦を行っており、抗日は「安内攘外」として主張された。毛沢東の場合は「安内攘外」と言うことはなく、「瓜分」という言い方であったが、両者はほとんど同じものであった。それでは、蒋介石と毛沢東は同じ主張をしていたのか、といえば、決してそうではない。蒋介石は、「安内」の一方で、日本との妥協、あるいは外交により、極力「攘外」を避けようとしたのである。毛沢東はそれと同じようにみえながら、「安内」即ち国民党との反囲剿戦と、「攘外」即ち抗日とを不可分のものと見たところに、当時の毛沢東の「抗日」意識を垣間見ることができる。 |
蒋介石, 安内攘外, 瓜分, 満洲事変, 対日戦争宣言 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
土田秀明 |
TSUCHIDA Hideaki |
佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18833985 |
43 |
151 |
168 |
2015年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21304420810006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0043/DB00430L151.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DB004300007850 |
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