DB004900010835 |
throughの空間的メタファーに内在するエネルギー |
Energy Inherent in the Spatial Metaphor of “Through” |
一般的に、英語教育で行われている単語の学習方法は単語帳等を用いた暗記型である。前置詞の学習も例外ではなく、学習参考書などでは簡単な意味の説明や例文のみが掲載されている。本稿の目的は、throughの明らかにされていなかった解釈の仕方を取りあげ、より理解を深めていくことである。方法として、2点の先行研究Hilferty(1999)とTyler and Evans(2003)を批判した後、the British NationalCorpus(以下BNC)などのコーパスからgo throughを中心にデータを収集し、空間的メタファーに該当するものを分析した。その結果、移動主体が空間を「通り抜ける」際には「力」が働き、メタファーとしても苦労や努力といった要素を含むエネルギーを伴うことが明らかになった。そのため学習や理解の際、単に「通り抜ける」と意味を捉えることを回避できるものと思われる。 |
英語学習, メタファー, 空間的メタファー, 通り抜ける, エネルギー |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
池上彰 |
IKEGAMI Akira |
佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18833985 |
49 |
59 |
72 |
2021年03月31日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21304420810006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0049/DB00490L059.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DB004900010835 |
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