DB005200011769 |
山一林組争議についての一考察:メディアとオーラルヒストリーからの捉え直し |
A Study of Labor Disputes in Yamaici-Hayashikumi:Perspectives from Media and Oral History |
長野県諏訪郡平野村岡谷は、製糸業の中心地として発展した。1927(昭和 2)年、この地で起きた「山一林組争議」は、戦前の日本における最大の製糸労働者争議であった。本稿はこの「山一林組争議」について、メディア面とオーラルヒストリー面からの捉え直しを試みるものである。争議は女工達の敗北に終わったとされてきた。しかし、従来の研究では取り上げられなかった『岡谷蚕糸博物館紀要』に掲載されている争議に参加した女工の証言からは、何もわからないまま争議に参加してしまった女工達の姿が浮かびあがる。そもそも戦う気のない女工達にとっては、敗北ではないのである。さらに、争議団側に立ち、正しい報道をしたとされる『信濃毎日新聞』についても、その評価についての捉え直しを試みる。 |
山一林組争議, 製糸女工, 労働争議, 信濃毎日新聞, 女工哀史 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
森下敬子 |
MORISHITA Keiko |
佛教大学大学院紀要. 文学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18833985 |
52 |
87 |
104 |
2024年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21304420810006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DB/0052/DB00520L087.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DB005200011769 |
公開中 |