DF005200011710 |
連続する世代の中でコーダが伝えていくもの:子育てをするコーダの語りから考える |
What Batons Should CODA (Children of Deaf Adult/s) Pass on through Successive Generations?:From Voices of CODA Rearing Children |
聞こえない親を持つ聞こえる子ども(Children of deaf adults,以下「コーダ」とする)は親が所属するろう者の世界と,家庭の外にある聴者の世界の両方から影響を受ける特有の育ちを有する。しかし,コーダは外見からはそれと判断がつかず,コーダ同士で知り合う機会はほぼないため,自らの育ちを他者と共有することが難しく,孤独感やマイノリティ感を感じることもある。本研究は,社会で隠れた存在であるコーダの生きざまを明らかにすることを目的とし,ライフイベントの中でも自分の育ちと強い関連性がある子育てに着目した。研究手法としてライフストーリー研究を採用し,3 人のコーダの語りからライフストーリーを作成・分析した。この結果より,コーダは①ヤングケアラーとして理解される存在があること②双方の世界の価値基準の間で葛藤を抱くことがあること③次世代に伝えるものは,親から受け継いだろう者の世界の事柄であることが明らかになった。 |
コーダ, ろう者, 子育て, 手話, ライフストーリー |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
池田倫子 |
IKEDA Noriko |
佛教大学大学院紀要. 社会福祉学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18834019 |
52 |
1 |
19 |
2024年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21304434900006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DF/0052/DF00520L001.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DF005200011710 |
公開中 |