DK003900002959 |
フレーベル思想における成長・発達の原点としての乳幼児期 |
The Infant Period as the Origin of Growth and Development in Froebel's Thought |
本論文では、フリードリヒ・ヴィルヘルム・アウグスト・フレーベル(FriedrichWilhelm August Frobel 1782-1852)が『人間の教育』(1826)でフレーベルが重視している「合一(Einigung)」と「分離(Trennung)」、および『母の歌と愛撫の歌』(1844)において重視している「一致」と「分離」の問題に注目しながら彼の成長・発達論に迫る。そこでは、幼児をどう捉えるかという地平から展開される人間学的な成長・発達論が見出された。フレーベルの成長・発達論はこれまで、「子どもを教育する」ことへの関心から、彼が呈示した教授法とともに多く語られてきた。しかし「自分自身を教育する」ことの重要性を明らかにしようとするフレーベルが、繰り返し強調する〈乳幼児期の意味〉についてはほとんど語られてこなかった。本稿では、フレーベルが「合一」、「分離」を動的に経験しながら成長する人間の原点に、乳幼児期を位置付けていることについて考察したい。 |
合一, 一致, 分離, 乳幼児, 少年 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
北後佐知子 |
HOKUGO Sachiko |
佛教大学大学院紀要. 教育学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18833993 |
39 |
71 |
84 |
2011年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21304438430006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DK/0039/DK00390L071.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DK003900002959 |
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