DK003900002963 |
学校心理臨床の展開に関する新たな試み |
A Trial Regarding New Developments in School Clinical Psychology |
本研究では、学校心理臨床が抱える課題を明らかにするとともに学校心理臨床の新たな展開を模索した。方法としては、学校が抱える解決困難な事例を通して分析した。結果、管理職のリーダーシップの弱さ、教職員の教育相談に関する知識不足や態度の未熟さ、SCなど心理職と教育相談担当者の調整不足、校内教育相談体制の不備などの課題が浮き彫りになった。そこで課題解決のため、学校に新たなカウンセリングシステムを導入することにした。具体的には公立教育相談室のカウンセラーが積極的に学校心理臨床の展開に関与した。その結果、教職員間に受容的な雰囲気が醸成され、教育相談的な関わりも増えた。また、徐々に援助対象となる生徒や保護者の心理的安定が図られることになった。 本研究を通して、学校心理臨床の新たな展開の一つとして、関係機関の一つである公立教育相談室の積極的な関与が効果的であるということも実証することができた。 |
学校心理臨床, 公立教育相談室, 学校支援, コンサルテーション |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
山本健治 |
YAMAMOTO Kenji |
佛教大学大学院紀要. 教育学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18833993 |
39 |
139 |
156 |
2011年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21304438430006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DK/0039/DK00390L139.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DK003900002963 |
公開中 |