DO003000006347 |
エドワード・テイラーとエミリ・ディキンスン : クモを歌う詩人の魂 |
エドワード・テイラーは、17世紀イギリスでの非国教徒に対する迫害を逃れて植民地に渡り、信仰に生きた、カルヴァン主義的ピューリタンの牧師であった。彼はハエを捕らえるクモを見た時、そこに神学的意味を見出し、クモを地獄のクモと呼びサタンとして捉える。一方、ピューリタンの伝統が残る19世紀の、彼と同じニューイングランドで、エミリ・ディキンスンはクモを、世間から軽視されている天才芸術家として捉える。彼女は芸術作品をないがしろにする「キリスト教国」に対する批判をアイロニーで表現する。本論文の目的は、エドワード・テイラーとエミリ・ディキンスンのクモの詩におけるクモの捉え方の違いが、両者のキリスト教観の相違に基づくものであることを明らかにすることにある。 |
地獄, 芸術, ピューリタニズム, アイロニー |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
嶋田美恵子 |
SIMADA Mieko |
佛教大學大學院紀要 |
佛教大学大学院 |
13442422 |
30 |
45 |
57 |
2002年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21294389010006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DO/0030/DO00300L045.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DO003000006347 |
公開中 |