DO003100006366 |
『春日権現験記絵』に見る往生の場と来迎の様相 : 浄土教美術・信仰との接点をめぐって |
本論は、日本の中世を代表する社寺縁起絵巻であり、かつ平安時代末期以降に隆盛した大和絵の最高峰と言える作品『春日権現験記絵』について、当絵巻に描かれている<往生>と<来迎>の場面に注目し、その深層を探ることを目的とする。その方法として、当時の浄土教画との比較、および詞書の典拠となった史料についての検討を試み、その場面がどのような歴史的・文化史的・宗教史的な背景と意義を持って成立したのかを考察し、特に「往生伝」と絵画との関係を、来迎図の中に僧形を描く技法と関連付けて分析を試みたい。そして、考察した場面を含め、当絵巻の成立と、その背景にある<春日浄土観>との関係について、どのような機能と思想的・信仰的背景、および後世への影響があったのか。検討を加えていきたい。 |
『春日権現験記絵』, 帰来迎, 往生伝, 教懐と維範, 春日浄土観 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
多川文彦 |
TAGAWA Fumihiko |
佛教大學大學院紀要 |
佛教大学大学院 |
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2003年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21294389010006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DO/0031/DO00310L021.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DO003100006366 |
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