DO003100006371 |
エミリ・ディキンスンの詩「私の後ろに永遠が沈む」 : 黙示録的幻影 |
エミリ・ディキンスンの詩「私の後ろに永遠が沈む」には、〈復活〉、〈審判〉、〈イエス・キリスト〉、〈救済〉などという語はひとつもない。しかし、詩に用いられている幾つかの語は、具体的な事物を指示しながら、且つ多くの意味を内包している。また、海の三日月や空の渦巻きは、事実を描写したものではありえない。それらは詩人の思想を象徴的に表わしたものである。本論文はそのような語、語句の象徴的な意味を探ることによって、この詩全体の意味を明らかにすることを試みたものである。この詩の手法とテーマは、象徴や寓意によってキリストの再臨を描いた『ヨハネの黙示録』のそれらと似ている。そして、この詩の内容は、ディキンスンが見た死後の魂に関する黙示録的な幻影であるという結論に達した。 |
死, 復活, 渦巻, 三日月 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
嶋田美恵子 |
SIMADA Mieko |
佛教大學大學院紀要 |
佛教大学大学院 |
13442422 |
31 |
89 |
102 |
2003年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21294389010006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DO/0031/DO00310L089.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DO003100006371 |
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