DO003400006463 |
毛沢東『実践論』の構想に関する一考察 : 毛沢東の歴史観と弁証法理解との関係を中心に |
毛沢東の『実践論』には、「認識、実践、再認識、再実践」ということが強調されているが、決してたんなる”実践のすすめ”などではない。論文の執筆された1937年当時は抗日戦争を戦おうとするまさにその時であった。その意味での対象は明確であったのである。確かに、『実践論』で展開される変革論理は未熟であり、『実践論』の執筆ぶりも、先行するテキストからの抜書き部分があるなど、乱暴である。しかし、『実践論』の構想‐中国近代史の展開過程に重ね合わせて、認識から実践への弁証法的展開を構想するところには毛沢東の独創があり、さらにその認識から実践への「飛躍」の契機となっているのが、「論理」認識=「理性」認識の特異な理解である、というのが本論の趣旨である。 |
毛沢東, 実践論, 弁証法, 歴史観, 弁証法唯物論教程 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
土田秀明 |
TUCHIDA Hideaki |
佛教大學大學院紀要 |
佛教大学大学院 |
13442422 |
34 |
11 |
25 |
2006年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21294389010006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DO/0034/DO00340L011.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DO003400006463 |
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