DO003600006528 |
社会との関係の中で生きる「高齢者」 : その現代的問題と臨床心理学的援助に関する一考察 |
本稿では、社会との関係の中で生きる「高齢者」について、わが国の時代的な背景や変遷を概観し、高齢者のあり方が家族形態や社会制度といった社会的変化、開発や農業生産力といった経済的変化と密接に関係してきたことを指摘した。その上で「老」に対する「穢れ」や「罪」の意識性から高齢者は古代にあっては無主の地に「放逐」され、現代にあっては人々の意識の中から「老」や「死」といった人間のもつマイナスイメージが無意識の世界に抑圧(放逐)されようとしていることを報告した。そして、そのような意識性に対するカウンターとして現代における高齢者問題を捉える視座の必要性を述べた。また、高齢者自身やその家族にとって「どのように生きるのか」が問われているという視点から、臨床心理学的援助の果たす可能性についても指摘した。 |
高齢者イメージ, 社会との関係, 臨床心理学的援助 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
深澤龍永 |
FUKASAWA Tatsunori |
佛教大學大學院紀要 |
佛教大学大学院 |
13442422 |
36 |
137 |
152 |
2008年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21294389010006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DO/0036/DO00360L137.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DO003600006528 |
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