DS004700009179 |
沖縄本島における「字」のリアリティ : 南部ニュータウンの事例をもとに |
Reality of “Aza” in the Main Island of Okinawa : Based on the Example of Southern “New Town” Subdivision |
沖縄本島(※1)北部には,旧来の伝統ある集落である「字」に由来する自治会がある。それらの自治会では,自分たちの地域が「字であること」に対する自負と誇りを持っており,「字」内の自治に関する責任感も強い。反面それ故か,新規流入住民の受け入れに対し,閉鎖的排他的な面が見受けられるケースがある。筆者は,こうした地域意識を「字意識」として捉えてきた。一方,本島南部では,南城市に本土復帰直後,民間主導で開発されたニュータウンであるつきしろ地域が,2013年タウン内の字界を統合して「字つきしろ」となった。新規流入住民の集落であるつきしろが,なぜ「字」になれたのか。本稿では,つきしろ地域の建設から字の誕生までを概観し「字になること」の意味を考察した。結果として,つきしろが伝統的な住民とその集落の代名詞ともいえる「字」になった過程には,北部で捉えた「字意識」に通じるものが見られるのである。 |
字, ニュータウン, 自治会, 字意識 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
牧野芳子 |
MAKINO Yoshiko |
佛教大学大学院紀要. 社会学研究科篇 |
佛教大学大学院 |
18834000 |
47 |
1 |
15 |
2019年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21304420270006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/DS/0047/DS00470L001.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_DS004700009179 |
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