FC001100007519 |
保育の「質」の多様な理解から見た「質」向上への課題 |
Issues of the Qualitative Improvement of Early Childhood Care and Education : through Different Perspectives of "Quality" |
保育の「質」への国際的注目が高まっている。保育による投資で得られる恩恵は多様であるものの、その恩恵はすべて保育の「質」如何である、とOECD 報告書「Starting Strong III」で明確に示されている。本稿では、基準をもとに測定可能なものとして語られる有力な「質」議論は多様な「質」理解のひとつであることを前提に、保育の「質」の新たな理解のしかたの観点から「質」向上の取り組みにおける課題を検討した。科学観の転換を背景に、対話を軸にした保育の「質」向上の取り組みが海外でも進められており、保育の「質」の後退が懸念される日本において「質」向上のための課題として、(1)保育についての価値の議論つまり国としての目標を明確にするために、「質」の定義の議論に踏み込んでゆくこと、(2)その議論には、保育に参加する人々の声が反映される必要があること、(3)反映されるためには、保育・保育者のおかれている環境改善を合わせて行う必要があること、が確認できた。 |
保育の「質」, 対話, 価値 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
林悠子 |
HAYASHI Yuko |
福祉教育開発センター紀要 |
佛教大学福祉教育開発センター |
13496646 |
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2014年03月31日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21292917510006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/FC/0011/FC00110L001.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_FC001100007519 |
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