FO000600001234 |
障害者権利条約における合理的配慮の経緯 : 「労働及び雇用」の視点 |
A locus of reasonable Accommodation on the “Convention on the Rights of Persons with Disabilities” : Viewpoint on Work and Employment |
「障害のある人の権利に関する条約」(Convention on the Rights of Persons with Disabilities:以後,障害者権利条約と略す)第27条「労働及び雇用」に合理的配慮(reasonable accommodation)という用語が使用されているが,合理的配慮は「国際法上きわめて新しい概念」(川島聡 2008)であり,その経緯は十分に明らかにされていない。本稿の目的は,障害者の「労働及び雇用」における合理的配慮の経緯を明らかにすることであり,研究方法は合理的配慮や障害者の「労働及び雇用」に関する文献のリサーチによりおこなう。その結果,合理的配慮の概念は「障害のあるアメリカ人法」(Americans with Disability act of 1990,以後,ADAと記す)や,特別委員会へのバンコク草案から得られ条文化されていた。本稿では,障害者権利条約の採択経緯を踏まえつつ,障害者の「労働及び雇用」における合理的配慮の経緯を明らかにし,日本における条約採択の意義を示した。 |
障害者権利条約, 合理的配慮, 労働及び雇用, ADA, 差別禁止 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
杉原努 |
SUGIHARA Tsutomu |
社会福祉学部論集 |
佛教大学社会福祉学部 |
13493922 |
06 |
69 |
86 |
2010年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21291377890006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/FO/0006/FO00060L069.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_FO000600001234 |
公開中 |