FO001900011532 |
現代農山村の状況から考えるソーシャルワークの可能性 : 農村ソーシャルワークから,農村福祉学の構築へ |
The Possibilities of Social Work Considered from the Current Situation of Rural Villages : From Rural Social Work to Construction of Rural Welfare Studies |
農山漁村の暮らしは,精確にとらえられているのだろうか。統計的資料から算出された高齢化率50%のA 集落,という姿と実質とにはズレが生じる場合もあり得る。本稿では,実際にその集落で暮らす住民を「実質集落人口」とした。農山漁村における生活課題として,まず,「お寺のおかれた状況と集落住民に与える影響」,次に「農山漁村の青少年の非行問題」について検討した。その結果,「寺院(宗教)の行方が集落住民の安寧な人生を脅かす可能性があること」と「現代農山漁村に暮らす青少年が抱える問題の不可視性という課題」が明らかになった。これに,第二次ベビーブーム世代が高齢化する「2040 年問題」を併せつつ,農村ソーシャルワークを考え直してみると,補完すべき課題がみあたった。 それが,農山漁村の福祉的課題を捉えていく視座として,社会福祉学を基盤としつつ,農山漁村社会の福祉としてあらためて精確にとらえなおすこと,すなわち「農村福祉学」という試みである。 |
農山漁村, 実質集落人口, 第二次ベビーブーム世代の高齢化, 農村ソーシャルワーク, 農村福祉学 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
髙木健志 |
TAKAKI Takeshi |
社会福祉学部論集 |
佛教大学社会福祉学部 |
13493922 |
19 |
137 |
145 |
2023年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21291377890006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/FO/0019/FO00190L137.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_FO001900011532 |
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