FO002000011729 |
社会福祉研究において,なぜ,対象化された人間を取り扱わなければならないのか |
Why Do We Have to Deal with Objectified Humans in Social Welfare Research? |
人間という生々しい存在を一つの現象形態であると考える。そして,その現象をひと皮ひと皮めくっていくと,如何なるものが見え如何なるものが存在しているのか。すなわち,そうした現象である生々しい存在としての人間を特徴づけている本質,あるいは,その人間の根底にある本質,さらには,その人間を成り立たせている本質=客観的法則なるものが存在するはずである。逆に考えるならば,この生々しい存在としての人間を成り立たせて,そして,その人間を特徴づける本質,あるいは,客観的法則によって導き出されるものこそが,真の人間(像)であるにちがいない。こうしたプロセスによってひねり出される真の人間を社会福祉研究として取り扱わなければならないのであり,こうした人間こそが「対象化された人間」と言える。こうした意味合いを有する対象化された人間をどのように導き出していかなければならないのかを考えたい。 |
対象化, 物象化, 客観的法則, 人間の現実的な生, 社会科学的視点 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
末崎栄司 |
SUEZAKI Eiji |
社会福祉学部論集 |
佛教大学社会福祉学部 |
13493922 |
20 |
1 |
17 |
2024年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21291377890006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/FO/0020/FO00200L001.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_FO002000011729 |
公開中 |