KG000700000374 |
「うけひ」を論じて『日本書紀』神代上第六段の所伝のなりたちに及ぶ |
「うけひ」については、すでにほとんど論じつくされているが、その内容となると、必ずしも信頼に足るものではない6「うけひ」そのものを論じるより、周辺や関連する問題をめぐって論を展開するのが一般的でもある。「うけひ」じたいの解明をめざすのではないが、まずはそれに正面からとりくみ、中川ゆかり氏の論考を参照しながら分析を試みる。それを通して、「うけひ」に「誓」と「祈」とにそれぞれ対応する二通りがあり、神代上第六段の〔本伝〕および各一書の所伝に、二通りの「うけひ」をそれぞれ振り分けていることを指摘する。その上で、第六段の所伝のなりたちの実態に迫ろうとする。導き得た結論が前稿のそれと同じであることをもって、神代紀全体を通して一つの原理としてはたらいていた可能性にも最後に言及する。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
榎本福寿 |
京都語文 |
佛教大学国語国文学会 |
13424254 |
07 |
82 |
103 |
2001年05月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21299604520006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0007/KG00070R082.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_KG000700000374 |
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