KG000800000388 |
「D市七月叙景(一)」論 : 「満州日報」を視座として |
「D市七月叙景(一)」は、これまでの研究においては「青年の正義感、現実批判」が描かれている、或いは「満鉄が支配する国際都市大連の特質」を描いたもの、という捉え方がなされてきたが、それらはいずれも作者のいわゆる〈満洲体験〉を背景にした捉え方であり、その創作資料についての言及はされてこなかった。本稿においては、この作品が「満洲日報」という新聞の記事を題材としている点を明らかにし、更にその「満洲日報」の性格などを視野に入れながら、〈満洲体験〉が作品成立のきっかけであった可能性はあるが、その内実は、あくまでも資料を元にして成立した作品である事を証明したい。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
安福智行 |
京都語文 |
佛教大学国語国文学会 |
13424254 |
08 |
70 |
85 |
2001年10月06日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21299604520006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0008/KG00080R070.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_KG000800000388 |
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