KG002200008473 |
宮澤賢治の生前評価 : 『日本詩人』誌上で展開される同時代批評 |
宮澤賢治の生前評価について、先行研究では草野心平の主宰する雑誌『銅鑼』との繫がりや、草野と白鳥省吾との間で繰り広げられた<ゴシップ騒動>等の関連から、反詩壇的なイメージが先行していたことは早くから指摘されている。しかし、こうした反詩壇勢力によって評価される存在であったにもかかわらず、大正期の主流派であり<中央詩壇>の代表的存在でもある白鳥によって、ある肯定的な印象を以て賢治が評価されていた点については軽んじられる傾向にある。そのため、こうした詩壇と賢治との関係性については、まだ詳しく論じられているとは言えない。本稿では生前賢治に向けられた批評のうち、大正後期の『日本詩人』誌上で展開された地方新詩運動の活動と目的を明らかにする作業を通して、中央において賢治がどのように受容されていたのかを明確化した。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
玉井晶章 |
京都語文 |
佛教大学国語国文学会 |
13424254 |
22 |
260 |
272 |
2015年11月28日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21299604520006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0022/KG00220R260.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_KG002200008473 |
公開中 |