KG002700010122 |
天皇即位儀礼の始まりと神代紀の成りたち : 中臣大嶋の“しごと” |
小稿は、即位儀礼と日本書記(神代紀)との関連について解明を試みる。ねらいは大きく二つ。天武天皇の着手した諸事業を持統天皇がひき継ぐ。このうち、律令の制定事業は浄御原令として一応の結実をみるが、この規定にのっとり、持統天皇は即位する。この即位までの経緯の分析を通して、天皇即位儀礼の歴史上の創始と、これに中臣大嶋が大きく関与する事実をまずは解明する。また一方、歴史書の編纂事業は、後に日本書記に結実する。この編纂と執筆に関与した中臣大嶋の遠祖が天児屋命であり、神代紀は、天石窟神事や天孫降臨にその活躍を大きく伝える。この所伝の展開を掘り下げ、神代紀のその所伝が即位儀礼の根拠として成り立つ内実とあわせて、この両者を大嶋がつなぐ事実を解明することを、もう一つの主要なねらいとする。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
榎本福寿 |
京都語文 |
佛教大学国語国文学会 |
13424254 |
27 |
107 |
136 |
2019年11月30日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21299604520006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0027/KG00270R107.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_KG002700010122 |
公開中 |