KG002700010128 |
芳賀矢一『国民性十論』の恣意性 : 魯迅の『狂人日記』および男三郎事件に関連して |
芳賀矢一の『国民性十論』が中国語訳され、訳者による、魯迅の『狂人日記』の中の「食人」という発想が芳賀矢一の『国民性十論』の中で、中国人は「食人」をしていた、とする記述に求めることができるという指摘が話題となっているが、芳賀矢一は、日本人に「食人」があったという事実を意識的に無視して、中国人に「食人」があったとして、日本人の「温和寛恕」の国民性を証明しようとしている。芳賀矢一の論証にはこれまでも批判がなされてきたが、その恣意性の一つの例証ということができる。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
坂井健 |
京都語文 |
佛教大学国語国文学会 |
13424254 |
27 |
244 |
253 |
2019年11月30日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21299604520006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0027/KG00270R244.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_KG002700010128 |
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