KG002800010759 |
形容詞語尾、形容動詞語尾、助動詞「ナリ」「タリ」「ダ」「デアル」 |
・形容詞の、原形「よし(良し)」の語幹は「よ」、原形「あし(悪し)」の語幹は「あし」である。 ・状態副詞に、様態をあらわす「ニ」「ト」が接し(接したものも状態副詞)、さらに「アリ」が接したものが、いわゆる形容動詞であって、状態副詞には「アリ」が付くものと付かないものがあるため、「アリ」の付くものを特にひとつの品詞と考えることは可能である。 ・名詞を述語とする文につく「ニアリ」の「ニ」は場所をあらわす「ニ」で、「ニアリ」は「に於いてある」の意である。同じく「トアリ」の「ト」も場所をあらわす「ト」で、「トアリ」は「という所にある」の意。これがつづまって「ナリ」「タリ」となるとき「アリ」は実質的意味から形式的意味に転じて〈陳述〉〈判断〉の意味をあらわす。 ・名詞文の ~ハ…ダ。 の文は、主述関係をあらわす文である場合と、述語成分の文だけである場合とがあり、「ダ」は〈断定の助動詞〉である場合と、〈文全体の陳述をあらわす〉場合とがある。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
田中みどり |
京都語文 |
佛教大学国語国文学会 |
13424254 |
28 |
45 |
60 |
2020年11月28日 |
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0028/KG00280R045.pdf |
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