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「現代詩」と関根弘 : 一九六〇―六二年の雑誌の展開と安保闘争の関わりを中心に |
一九六〇年は新安保条約の強行採決された年であり、それに伴う安保闘争が激化した年である。全学連に関心を持った関根弘は自身が編集長を務める「現代詩」誌上で座談会「全学連の革命意識」を企画し、みずからもデモに参加する。また、六月に樺美智子の死亡事故が起こると同誌で日本共産党を激しく糾弾。そのころの「現代詩」は好調だった。しかし、一九六一年に入ると、所得倍増計画の影響などで雑誌の勢いはトーンダウン。日本共産党を除名された関根の企画した「詩とショウの大結婚式」は大きな赤字を出し、ただでさえ厳しい「現代詩」の財政状況はさらに苦しくなった。内容に対する不満の声が大きくなっていくなか、一九六二年四月に開催された総会において「現代詩」の輪番編集制への移行が決定し、関根弘単独編集長時代が終焉する。その間の「現代詩」およびその編集母体である現代詩の会の展開を、関根を軸に検討した。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
加藤邦彦 |
京都語文 |
佛教大学国語国文学会 |
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30 |
119 |
135 |
2022年11月26日 |
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KG/0030/KG00300R119.pdf |
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