KK001600008653 |
中学校数学科における関数教育の基礎研究 |
Basic research into education of function concepts in the junior high school |
中学校における関数教育に関して,生徒の関数についての学力の定着に課題があるとの指摘は多い。その要因として,考え方の基礎である事象から変量を抽出する力,抽出した2つの変量を対応させる力が十分に獲得できていないことが先行研究などから予想される。そこで,本稿ではこれらの中学生の実態等を明らかにすることを目的に調査問題を作成し,実際に中学校1年生から3年生を対象に認識調査を行う。なお,1年生の一部のクラスを対象に「変量の抽出とその対応」に関する指導を行い,比較検討を行う。調査の結果,「変量の抽出とその対応」に関する指導を行うと,事象から変量を抽出する力,抽出した変量を対応させる力に一定の効果があること,またこのような指導を行わないと,2年生,3年生になってもこれらの力が十分に定着していないことが明らかになった。さらに,時間を変量として捉える事に関しては課題があることが認められた。 |
中学校数学科, 関数, 変量の抽出, 変量の対応 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
二澤善紀 / 河合真美 / 渡邉伸樹 |
NISAWA Yoshiki / KAWAI Masami / WATANABE Nobuki |
佛教大学教育学部学会紀要 |
佛教大学教育学部学会 |
13474782 |
16 |
13 |
26 |
2017年03月18日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21303680120006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KK/0016/KK00160L013.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_KK001600008653 |
公開中 |