KK002300011675 |
水墨画における美術専攻者と非美術専攻者の視線の特性 |
Characteristics of the Gaze of Art Experts and Non-Art Experts in an Indian ink painting |
絵画鑑賞は私たちの生活や文化に溶け込んでいる身近な芸術活動であるが,先行研究では鑑賞者の特性によって違いが見られ,作品の評価や解釈が段階を経て発展していき,その発達段階は芸術経験(美術大学で学んでいる等)に影響されることを示唆している。また芸術家の知覚的優位性は,未熟練者と比較して,物体の知覚処理においてより正確であるだけでなく,より効率的であることが明らかになっている。本研究では日本画家,一般大学生,美術大学生の水墨画鑑賞時における視線をアイトラッカーで測定し,ヒートマップ分析を行った。日本画家は,中心と右の濃い松林の後ろに描かれている薄い松林の幹や葉の部分に注目し鑑賞していること,一般大学生は,写実的な濃く描かれている中心と右の松林の幹や葉を中心とした部分に注目し鑑賞していること,美術大学生は,濃く描かれている中心の松林部分と右横に薄く描かれている木の幹の部分に注目し鑑賞していることがわかった。 |
美術科教育, 水墨画鑑賞, 視線, アイトラッカー, ヒートマップ |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
渡邉雄介 / 松村京子 |
WATANABE Yusuke / IMAI-MATSUMURA Kyoko |
佛教大学教育学部学会紀要 |
佛教大学教育学部学会 |
13474782 |
23 |
143 |
152 |
2023年09月30日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21303680120006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KK/0023/KK00230L143.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_KK002300011675 |
公開中 |