KO002000000188 |
小学校体育授業における教師の実践的知識の検討 : 熟練教師にみる授業設計段階の調査結果を例に |
The Practical Knowledge of Teachers in Physical Education Classes |
本研究では小学校に勤務する熟練教師2名を対象に,彼らが有する体育授業における授業実践段階の実践的知識,すなわち,予想される児童のつまずきと対処法に対する知識の実体を明らかにすること,また,そのための方法として援用した「ゲーム理論」の展開型の表現様式の,分析方法としての適応性について検討することを目的とした。その結果,両教師の指導観に違いは認められたものの,予想される児童のつまずきが類型化されていたこと,また,つまずきに対する対処法の知識を豊富に有していたことが明らかになった。こうした実践的知識は,吉崎の提示した「子ども」を中心とする複合的知識が基盤になっているものと推察された。分析方法の適応性については,予想される児童のつまずきと対処法に対する知識の実体を発現させる働きがあることが確かめられたことから,その合目的性は一応認められたものと考えられた。しかしながら,この点については,検討事例を増やしていくことや実際の授業実践との関連性から検討していくなど,今後も継続して検討を続ける必要があるものと考えられた。 |
実践的知識, 熟練教師, 体育授業, 授業研究, 授業設計 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
山口孝治 |
YAMAGUCHI Kohji |
教育学部論集 |
佛教大学教育学部 |
09163875 |
20 |
33 |
41 |
2009年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286723660006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/KO/0020/KO00200L033.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_KO002000000188 |
公開中 |