SB001700010987 |
大玄撰『円戒問答』 : 解題と校訂 |
Daigen’s Enkaimondou : Bibliographical Introduction and Critical Edition |
浄土宗では、宗祖法然以来円頓戒を相伝しており、そしてこれが宗侶養成の恒式として定められたのは第七祖聖冏にはじまる。ただし、恒式となったことにより、しだいに形骸化してゆくことも事実で、一七世紀後半以後の授戒では単に伝巻を授与するだけで、『授菩薩戒儀』による作法受得が行われなくなったことがそれを物語っている。こうした状況に宗門が廃頽する原因の一端があるとしたのが大玄であった。檀林である結城の弘経寺、太田の大光院、そして小石川伝通院の住持を経て、最後は芝増上寺の第四五世に晋董した大玄は、一宗の棟梁として円頓戒の復興による宗門繁盛を企図したのである。それだけに円頓戒に関わる著作は多く、この『円戒問答』はその初期的な作品であった。 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
齊藤隆信 |
SAITO Takanobu |
佛教大学宗教文化ミュージアム研究紀要 |
佛教大学宗教文化ミュージアム |
13498444 |
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25 |
83 |
2021年03月30日 |
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https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SB/0017/SB00170R025.pdf |
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