SH000600008911 |
〔第三部 震災と宗教〕 現代神道における死後霊魂救済問題を考える |
The problem of the salvation of the souls of the dead in Comtemporary Shinto |
現代の神道界では,神道は現世のみを重視し,死後の霊魂救済は関与しないというのが確定した立場になっている。しかし,これは戦後にも国家神道を継承する神社本庁が「神社神道」イデオロギーとして作り出した神道像に過ぎない。そこで小論では,まず戦後の「神社神道」像が形成される過程で,神道界が継承としたことと排除・封印したことを検討する。そして,神道界の提示する日本民族固有文化という幻想が,実は中世以来に仏教・儒教などを先端知とする神話解釈の中で誕生したこと,また,その中には神道の霊魂救済が神道の本質に関わる問題として取り上げられつつ解釈されてきたことを明らかにする。このように神話解釈の歴史的な展開を見ることで神道に霊魂の救済がないのではなく,「国家神道」よって封印された宗教性であることを明かし,その復興を考える。 |
神社神道, 霊魂救済, 中世神話, 平田篤胤, 折口信夫 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
権東祐 |
KWON DongWoo |
佛教大学総合研究所共同研究成果報告論文集 |
佛教大学総合研究所 |
21896607 |
06 |
139 |
155 |
2018年03月25日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21285525140006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SH/0006/SH00060L139.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_SH000600008911 |
公開中 |