SK003000011591 |
早池峰岳神楽の廻村巡業経路からみる神楽の伝播について |
About the root of tour of Hayachine take kagura |
早池峰岳神楽は,岳早池峰神社(岩手県花巻市大迫町旧嶽妙泉寺)の奉納神楽であり,文禄4 年の獅子頭を有することから神楽の開始からおよそ400 年経過していると伝えられる。江戸時代,岳神楽の人々は布教と経済活動を目的に早池峰山麓の集落を廻村巡業していたが,花巻市東和町の石鳩岡を巡業の拠点としていたこと,そして巡業地域には複数の弟子神楽が形成されていることは既に知られている。しかしながら,岳神楽の所在地である大迫町周辺での神楽の伝播状況が未だ不明である。これを明らかにするために令和2 年(2021)より実施した大迫町亀ケ森地区の調査を行ったところ,江戸時代の岳神楽の廻村巡業と神楽の伝播における興味深い資料を得ることができた。本論ではこれについて触れながら,亀ケ森地区における神楽の変遷と岳神楽がいかにして早池峰山麓から各地へ伝播したのかについて考察した。 |
岳神楽, 大償神楽, 弟子神楽, 伝播, 廻村巡業 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
中嶋奈津子 |
NAKASHIMA Natsuko |
佛教大学総合研究所紀要 |
佛教大学総合研究所 |
13405942 |
30 |
21 |
35 |
2023年03月25日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21285527260006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SK/0030/SK00300L021.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_SK003000011591 |
公開中 |