SO003600000841 |
新中国成立以前における社会学の中国化の提唱について |
The Nationalization of Sociology in Pre-Liberation China |
中国の社会学は,外国から輸入後ほぼ30年が経過した1930年に発展期に入った。1930年に全国規模の学術団体である中国社会学社が組織されると同時に,多くの社会学者が社会学の中国化に取り組んだ。中国化を提唱した代表人物である許仕廉と孫本文は理論的側面から,呉文藻は中国社会の実態把握という側面から,中国化を目指した。特に,呉文藻は社会学と機能主義人類学を結び付けることによって中国のコミュニティを研究し,中国化のための方法とした。日中全面戦争による大学や研究機関の西南への移動にもかかわらず,社会学者は雲南や四川で多くの調査研究を行なった。社会学と人類学との結合はB.K.マリノフスキが「現代中国社会学派」と称したように大きな成果を収めると同時に,後の中国社会学に大きな影響を与えた。この小論では,1930年代の中国社会学の中国化の提唱について考察した。 |
中国化, 社会学, 呉文藻, 孫本文, 許仕廉 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
星明 |
HOSHI Akira |
社会学部論集 |
佛教大学社会学部 |
09189424 |
36 |
189 |
200 |
2003年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286722640006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SO/0036/SO00360L189.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_SO003600000841 |
公開中 |