SO006300008460 |
日本における男女共同参画社会の展開(2) : A市における意識調査の分析から |
Development of gender equal society in Japan Part 2 : from analysis of research on citizen consciousness in A City |
この小論の目的は,地域社会における男女共同参画社会の進展について,特に地方公共団体での行政などの取り組みによる意識の変化についてまとめることにある。A市にて2015年に行われた調査を分析した結果,全体としてA市の男女共同参画に対する意識は向上しているが依然として性別役割分担意識は根強く見られ,女性は家庭での困難さを抱えつつ「自分自身のために」働き,男性は自身の働き方の問題を抱えつつも「自分以外のために」働いている。女性がリーダーになるための障害に対しても女性は「自分以外の要因」がリーダーへの障害であり,男性は「女性自身の意欲」がリーダーへの障害と考えている。地域社会の活動についても女性は「家庭」によって,男性は「仕事」によって地域活動に参加しにくくなっていることがうかがえる。さらにDVやハラスメントに対する認識があまり改善されておらず,女性活躍については一層の女性のエンパワメントが必要であることが言えると思われる。 |
地方公共団体, 男女共同参画社会, 女性の活躍推進 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
大束貢生 / 木脇奈智子 / 新矢昌昭 / 富川拓 |
OTSUKA Takao / KIWAKI Nachiko / SHINYA Masaaki / TOMIKAWA Taku |
社会学部論集 |
佛教大学社会学部 |
09189424 |
63 |
37 |
54 |
2016年09月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286722640006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SO/0063/SO00630L037.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_SO006300008460 |
公開中 |