SO007300011002 |
1930-40年代の中国社会学社の活動とその学会誌『社会学刊』の掲載論文について |
The Activities of The Chinese Sociological Society and Articles Published in The Sociological Journal in the 1930s and 1940s |
本稿は,主として資料をとおして中国社会学社の学会活動およびその刊行誌社会学刊の掲載論文が,1930-1940年代の時代状況のもとで,どのような影響を受けたかをみたものである。中国社会学社は,1928年に上海で設立された東南社会学会が1930年に全国的規模に発展した団体であり,社会学刊は1929年に東南社会学会から発刊され,1930年に中国社会学社に引き継がれて1948年に停刊した。中国社会学社が学術活動を行なった時期は,1931年の柳条湖事件,1937年の盧溝橋事件,そしてそれに続いて日中全面戦争に至る時である。本稿では,以下の資料をとおして中国社会学社の活動については年次大会の開催の延期,中断およびテーマへの影響,社会学刊については刊行の中断および掲載論文数への影響がみることができた。 (資料1)東南社会学会の「組織経過」 (資料2)中国社会学社成立会記 (資料3)『社会建設』の発刊詞(第1 巻第1 期,1944 年7 月) (資料4)『中国社会学訊』(第1 期,1947 年4 月15 日,南京中国社会学社)の附録に記された「中国社会学社通訊之使命」(柯象峯) (資料5)『社会学訊』(第1 期,1946 年5 月20 日,中国社会学社広東分社)の編集後記 (資料6)『社会学刊』掲載論文目録 (資料7)『社会学刊』(第1 巻第1 期-第5 巻第2 期)の掲載論文ページ数割合の推移(龍冠海) (資料8)『社会学刊』(第1 巻第1 期,1929 年7 月)の凡例 (資料9)『社会学刊』(第6 巻合刊,1948 年1 月)の復刊詞(孫本文) |
中国社会学社, 東南社会学会, 社会学刊, 中国社会学訊, 社会建設 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
星明 |
HOSHI Akira |
社会学部論集 |
佛教大学社会学部 |
09189424 |
73 |
113 |
135 |
2021年09月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286722640006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SO/0073/SO00730L113.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_SO007300011002 |
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