SO007400011134 |
四大卒妻の労働時間,雇用形態および主観的幸福度に関するジェンダー・アイデンティティ仮説の検証 |
Testing Gender Identity Hypotheses on Work Hours, Employment Status, and Subjective Well-Being of College-Educated Wives |
本論文ではリクルートワークス研究所が2017-2020 年に実施した「全国就業実態パネル調査(JPSED)」を用い,アイデンティティ経済学をフレームワークとして,四年制大学卒業以上の教育歴を持つ日本の妻の労働時間,雇用形態および主観的幸福度に関するジェンダー・アイデンティティ仮説を検証した。その結果,第1 に,子どもの有無を考慮しない場合,「妻は非正規雇用で短時間働くべきである」という行動規範が社会で支配的となっていることが明らかにされた。第2 に,サンプルを子どもを持つ妻に限定した場合,雇用形態に関係なく「妻は働くべきではない」という行動規範が支配的となっているとともに,その一方で労働時間を考慮した場合には「妻は35 時間未満で働くべきである」という行動規範が支配的となっていることが明らかにされた。 |
アイデンティティ経済学, ジェンダー・アイデンティティ, 生活満足度 |
Departmental Bulletin Paper |
日本語 |
安藤潤 |
ANDO Jun |
社会学部論集 |
佛教大学社会学部 |
09189424 |
74 |
1 |
20 |
2022年03月01日 |
https://bukkyo.alma.exlibrisgroup.com/discovery/openurl?institution=81BU_INST&vid=81BU_INST:Services&rfr_id=info:sid%2Fsummon&rft_dat=ie%3D21286722640006201 |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/rp-contents/SO/0074/SO00740L001.pdf |
https://archives.bukkyo-u.ac.jp/repository/baker/rid_SO007400011134 |
公開中 |